こんにちは!ハマっ子フルート奏者、アレクサンダーテクニーク教師の岡本元輝です
頭の位置と脊椎の形と長さについてお話しします。
なにをいきなり!って感じですがお許しください。
体の構造を知る大切さという記事を書いたのですが、アレクサンダーテクニークを使うために「頭の位置と脊椎の形」を知ることはかなーり大切だと思ってます。
頭の位置とか脊椎の形って意外とね知られてないんですよ笑
必要に迫られない限り重要な情報じゃないから知らなくて当然ちゃー当然なんですけどね。
ぼくもアレクサンダーテクニークを勉強しはじめてから知ったので大丈夫です!安心してください!
演奏に限らずパフォーマンスをする人にとって体の構造を知り、アレクサンダーテクニークを使うことはものすごく助けになります。
どこまが頭だと思う?
1つ質問があります。
頭のてっぺんからどこまでが「頭」だと思いますか??
・両手の手のひらを床と水平にして片方は頭の上、もう片方は「ここらへんまでが頭だー!」って思うところまで持っていきましょう!
やってみましたか??
「ここらへんまでだー!」って思った頭の位置をよーく覚えておいてくださいね!
頭の位置
では下の図を見てみましょう。
横から見た人間の頭蓋骨です。
黄色い線より上が頭だと言われています。
さっきやった自分の思う「頭の位置」と違っていましたか??
僕はアレクサンダーテクニークをはじめるまで、下アゴまでが頭だと思っていました。
見事に自分の認識と本来の構造に少しズレがありました。
同じ!!って人も結構いるんじゃないかなぁ。
僕はこのズレをアップデートするのがボディマッピングだと思っています。
下アゴを頭に含めない理由
解剖学には軸骨格、付属骨格っていう考え方があって、下あごは顎関節からぶら下がっているので付属骨格と考えます。上アゴからうえを頭って考えましょう。下アゴはおまけ。
頭と脊椎がつながるところ
黄色く印をつけているところが頭蓋骨の底。
頭蓋骨の底にある穴と脊椎の一番上(環椎)がつながります。
ここを「トップジョイント」とか「AOジョイント」なんて言ったりします。
トップジョイント(頭と脊椎が繋がるところ)が動けない状態、つまり頭をギュッと固めていたり、動けなくしていると体は動かしにくくなります。
トップジョイントは鼻の穴と耳の穴から竹串を中心に向かってぶっ刺して、交わったあたりです。
あくまでおおよそですが参考になるかなと。
横向きの写真もトップジョイントの位置がイメージしやすいかな。
脊椎の形と長さ
脊椎はトップジョイントから尾骨まであって、横から見ると形は「S字のカーブ状」になっています。
『気をつけ!』、『姿勢を良くして』、『背筋を伸ばして』なんて言われたことはありませんか??
こう言われると「まっすぐにならなきゃ」みたいになりませんか?
ぼくは姿勢が悪いから「背筋を伸ばして」ってよく言われてました。
演奏するとき少しでも立派に、堂々とした姿をお客さんに見てもらうために背筋を伸ばすのをかなり意識してました。
これが僕の腰痛の原因でもあったんです。
脊椎はもともとS字のカーブ状になっているのに、無理に伸ばそうとしすぎて体に負担をかけてしまっていたんです。
・脊椎ってカーブしてるんだ!
・背筋を無理に伸ばそうとしなくていいんだ!
・まっすぐって思わなくてもいいんだ!
こう思いながら生活してるうちに腰痛はかなり改善しました。
実験してみよう
アレクサンダーテクニークのレッスンで最初に教わることという記事で「頭の動きが体全体の機能に影響する」ということをお伝えしました。
この記事では頭の位置や脊椎の形と長さを一緒に見てきました。
頭の位置や脊椎の長さを
ここでは「歩く」という動きを取り上げます。
ステップ1
まずは普段通りに歩いてみましょう。
特に問題なくできるし、普段となんも変わらないと思います。
ステップ2
次に頭を動かさないようにしながら歩いてみます。
どんな感じがしましたか??
歩きやすい? それとも歩きにくい?
ステップ3
頭の位置と脊椎のカーブと長さをイメージして、これらがぜーんぶ動けるって思いながら歩いてみましょう!
よくわからないって方は「電車」をイメージしてみてください。
頭が先頭列車、脊椎全体が後続列車。
先頭列車が動き続けることで、後続列車も動けます。
これが自分の頭と脊椎でも起こるとイメージしてみるといいかもです。
ステップ1・2のときと歩きやすさに変化はありましたか??
もし変化があったら実験は大成功です!!
よくわかんないやーって方もいらっしゃるかと思いますが、僕の文章力の問題なのであまり気にしないでください。
もしアレクサンダーテクニークに興味を持っていただけた方がいたら、レッスンを受けにいらしていただけると嬉しいです。全力でお伝えします!
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