こんにちは!フルート奏者、アレクサンダーテクニーク教師の岡本元輝です
ブログのタイトルを見てわかると思うのですが、いま絶賛スランプ中です。
こんなに思うように吹けなくなるのが初めてですごく戸惑っています。
こういう状況を書くのって気が引けるのですが、書いちゃいます笑
スランプを分析
スランプの症状
・持ち方と構え方がうまくいっていない
・タンギングが思うようにできない
・芯のある低音域が吹けない
・アンブシュアとアパチュアが意識的にコントロールができない
・口の中をうまくコントロールできない
・舌の動きがよくわからない
・鳴らそうとしすぎていて勝手に下顎が下がる
・楽器を構えるときに背中を反る動きが増えている
・めちゃくちゃ自己批判思考のスパイラルになっている
ざっと書き出すとこんな感じですね。
書き出した多くの症状がぼく自身が抱えていた過去の習慣です。
一気に戻ってしまった、、、と感じました。
正直に言うとめちゃくちゃ苦しいです。
スランプの原因は一体なんだろう、、、
スランプになんでスランプになったんだろうって考えていました。
調子を崩しはじめたのは1月下旬ごろから。
そのころ低音域をよりクリアに発音できるようになりたいなと思っていろいろと探求を始めました。
主に探求したのが、タンギングやアンブシュアやアパチュア、咽頭周辺の動きです。
これらを探求するなかである動きがうまくいかないことに気がついてから崩れていきました。
探求が思うよういかないなか、コンサートのリハーサルの日時が少しずつ近づいてきました。より思うように演奏ができなくなっていきました。
スランプの原因は思うようにいかない探求への焦り、コンサートへの不安が重なったのが原因なのかなと思います。
コンサートへの不安はいろいろありました。
一緒に演奏するメンバーに迷惑をかけたくない、、、という気持ち
うまく演奏できなかったらどうしようという漠然とした不安。
集客うまくできるかなという不安。
結果的に音を出すこと、演奏することがどんどんこわくなりました。
このスランプをどう捉えているのか
こういうスランプを経験することは自分にとって大きな学びになると思います。
ましてやアレクサンダーテクニーク教師になってからのスランプ。
自分の心の状態、思考がこんなにも体の動きに影響することを身をもって体験できたこと。
これは大きな価値になると思っています。
いま絶賛スランプ中なので演奏することがとっても苦しいです。こわいです。
脱スランプをしたらきっと成長できているはずと思って、諦めずに取り組みたいなと思っています。
コメント
コメント一覧 (2件)
去年音大をフルートで卒業しましたが、全く同じ状況に陥り(今も脱却できているかは謎ですが)とても同感しています。
自分の場合はプロはいかなる時も完璧に吹かなきゃいけない、汚い音を出したり音程合わないなんてもっての外、という考えに思考が飲み込まれ吹き方も分からなくなってしまいました。
さすがに15年以上吹いていて基本的な吹き方が分からなくなること自体がおかしいのですが(笑)。
毎日練習を始めるときに既に、今日はいい音出るかな…という不安がよぎりマイナス思考がぐるぐる回ってしまいます。ですが、気分や気持ちが上向きでポジティブなときは些細なことも気にならず音楽に集中できます。本当に精神や思考と体って直結しているんだなと感じました。マイナスな気持ちで何時間練習したって意味がない、本当に思い知らされました。
自分の場合は主に将来のことへの不安が先行して不安に思ったりしてしまうのですが、気持ちとも上手く向き合ってなんとか踏ん切りがつければいいなあと思っています。
良い方向に気持ちが向かわれますように!一緒に頑張りましょう!応援しております!
kappi-さん
はじめまして!コメントありがとうございます。
コロナ禍のなか音大を卒業されたのですね。
先行きの見えない状況のなかに演奏の不調はとても苦しいですよね。
いまは苦しいかもしれませんが、かけがえのない経験になるはずです。
まずは健康に気をつけて、演奏できることを楽しめるようにに一緒に頑張りましょうね。
岡本