こんな方におすすめ
- ボディマッピングってなに?
- 演奏に役立つの?
- どんなことをするのかイマイチわからない
こんなお悩みを解決します!!
現在、アレクサンダーテクニーク教師として演奏者向けにレッスンを行っています。レッスンではボディマッピングも取り入れています。
この記事では「ボディマッピング」についてわかりやすくお話ししたいと思います。
音楽家にとって「体の使い方」ってとても大事ですよね。その助けになるのが「ボディマッピング」です。
ボディマッピングを実践することで、演奏するときに効率的な体の使い方ができるようになります。
実際、僕もボディマッピングを実践したことで、体の使い方が変わり、演奏がしやすくなりました。
この記事を読み終えていただければ、自分のカラダのことに興味を持っていただけるようになります。
ボディマッピングとは
「頭の中にある体の地図作り」
ボディマッピングについてお話しする前に、1つ実験をしたいと思います。
目を閉じて、自分の右手の親指はどこにあるかな、、、と考えて見てください。
できましたか?
実は、僕たちには自分の体の位置やサイズを認識する能力があります。
これを「ボディマッピング・頭の中にある体の地図作り」と言います。
パソコンのブラインドタッチや複雑な楽器の指使いを見なくてもできるのは、この能力があるからです。
簡単な解剖学的な知識を使って、より体をラクに動かすために役立つのがボディマッピングです
ボディマッピングをする理由
頭の中にあるイメージのズレを修正するため
実は、頭の中のイメージと現実の体でズレが起きていることがよくあります。
ボディマッピングにズレが起きていると、本来の体の構造ではない体の使い方になってしまうので、非効率的な体の使い方になってしまいます。
本来の体の構造を知り、自分の体に合った動きをすると、とても体が動きやすくなります。
体の負担になる可能性があるため
ズレたボディマッピングのまま体を動かしていると、体に負担がかかってしまう可能性があります。
仮に、体の使い方が原因で負担になり悪化してしまった場合、楽器を演奏することが困難になってしまうこともあります。
そうならないためにも、ズレたボディマッピングを本来の体の構造にアップデートすることがとても大切です。
よりラクに体を使って演奏をするため
ズレたボディマッピングを本来の体の構造と動きにアップデートすることで、よりラクに演奏することができます。
ボディマッピングをアップデートすることは、自分のやりたい音楽表現をするためでもありますが、自分の体を大切にすることにもなります。
ボディマッピングをやってみよう
腕のはじまりはどこ?
実際にボディマッピングをやってみたいと思います!
下の画像を見てください。
腕のはじまりはAとBどちらからだと思いますか??
AとBで腕の動かしやすさに違いが起こるか実験してみましょう!
動きの違いを体験する
- 実験1:Aからが腕のはじまりだと思いながら腕をあげてみましょう!
- 実験2:Bからが腕のはじまりだと思いながら腕をあげてみましょう!
いかがでしたか??
それぞれやってみて動きに違いがあったら実験は大成功です!
動かしやすい方を意識的に選ぶ
さてここで質問です!
AとB、どちらの方が腕が動かしやすかったですか?
おそらくAが動かしやすいと感じたのではでしょうか。
多くの人は腕のはじまりをBからだと認識していると思いますが、実はAからが腕のはじまりなんです。
僕も身体の使い方を勉強するまでずーっとBからだと思ってました。
これが頭の中にある身体のイメージ(ボディマッピング)のズレなんです。
このズレをアップデートし、演奏や日常生活に活かしていくのがボディマッピングの目的です。
ボディマッピングは簡単な解剖学的な知識をもとに、自分の必要とする体の動きをするためにとても役立ちます。
まとめ
【ボディマッピングとは】
「頭の中にある体の地図作り」
【ボディマッピングをする理由】
- イメージのズレを修正するため
- 体の負担になる可能性があるため
- よりラクに身体を使って演奏をするため
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