こんにちは!フルート奏者、アレクサンダーテクニーク教師の岡本元輝です。
フルートに限らず、楽器にはたくさんの部品がついていて、とても繊細に、精密に作られています。
組み立てるときに楽器に少しでも負担のかかるようなことをしてしまうと、「楽器の調子が狂ってしまったり、修理が必要になってしまう、、、」なんてことになります。
それは避けたいですよね。
この記事では、フルートの組み立て方と、組み立てるときに気をつけたいことをご紹介します。
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フルートの組み立て方
フルートを組み立てる順番
①胴部管と足部管
↓
②頭部管と①
この順番をオススメします
「頭部管と胴部管からつけるんじゃないの?」という方多いと思いますが、あんまりオススメしません。
まず頭部管の角度をしっかりと調整したい。
そのために、太ももに楽器を縦に置いて安定させた状態で調整したい。
というのが大きな理由です。
フルートを組み立てる前にできること
ジョイント部分を拭こう
フルートは頭部管、胴部管、足部管の3つをつなげることで演奏できるようになります。
それぞれの管をつなげるところをジョイントと呼びます。
組み立てるときに「いつもより入りにくいな、硬いな」となった経験ある方もいるのではないでしょうか。
ジョイント部分に汚れが溜まっている可能性があります。
なので、組み立てる前に各管のジョイント部分をクロスで拭いてあげましょう。♪( ´θ`)
各ジョイントを拭いてあげるだけでかなり改善しますよ。
組み立てる前、片付けるときに両方やるようにしましょう。日ごろの手入れは大事です♪( ´▽`)
組み立てるときに気をつけたいこと
必ずキィなどの部品がないところを持つ
頭部管を持つときはリッププレートを握らないように持ちましょう。
リッププレートはハンダ付けをされているので、そうそう取れることはないのですが、ごくまれに取れてしまうことがあります。
音を出すために大切なところなので丁寧に扱いましょう。
組み立てるときにキィなどを強く握ったりしまうと、キィの動きが悪くなったり、そのほかの部品が曲がってしまうなどが起きてしまうかもしれません。
これだけは避けたいです。下の写真のように持ってあげましょう。
胴部管と足部管を組み立てる
管を真っ直ぐ合わせてから少しずつ入れよう
このように管同士が真っ直ぐに合わせてから、各管を左右にゆっくり回転させながら少しずつ入れていきましょう。
一気に入れてしまうとジョイント部が歪んでしまったりしてしまうかもしれません。
足部管の角度について
足部管の角度は右小指の動かしやすさに直結します。
基本的には胴部管のキィの中心とポストが直線上になるようにセッティングすることをオススメします。
余談ですが小指の長さは人それぞれ違います。必ずこの場所じゃなきゃダメというわけではありません。
この状態から自分の右小指の動かしやすい角度を探しましょう。ちなみに僕は若干外側に回しています。
頭部管と胴部管を組み立てる
ななめに入れようとしないでください。
このまま無理に入れようとすると、頭部管のジョイントが歪んでしまうかもしれません。
胴部管と足部管のときと同じように、真っ直ぐに合わせてから入れましょう。
頭部管の角度や抜き具合に関しては別の記事でしっかりと書きたいと思います。
まとめ
*組み立てる前に各管のジョイント部分をクロスで拭く
*組み立てるときにキィやリッププレートを持たない
*各ジョイントは真っ直ぐに合わせてから入れる
*足部管の角度は胴部管のキィの中心と足部管のポストが一直線になるようにセッティングする
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