こんにちは!生まれも育ちも横浜のハマっ子。フルート奏者、アレクサンダーテクニーク教師の岡本元輝です。
横浜市神奈川区でフルート教室とアレクサンダーテクニーク教室をしています。
こんな方におすすめ
- ダブルタンギング、トリプルタンギングで舌がもつれる
- 音の粒とリズムが揃わない
- タンギングしてると疲れる
こんなお悩みをお持ちの方へ向けてこの記事を書きました。
この記事に書いてあることを実践、練習することでダブルタンギング、トリプルタンギングができるようになるでしょう。
なぜなら、これから紹介する練習法を実践したことでタンギングが苦手な僕も改善したから。
ここではタンギングが苦手な人の特徴、具体的な練習方法を書いています。
ぜひ最後まで読んでいただき、実践してみてくださいね。
ダブルタンギングとトリプルタンギングを練習する前に
タンギングが苦手な人の特徴
- 舌の動きがバタバタしている。
- 音を発音したときに舌を奥に引き込みすぎている
- 口をリラックスして閉じているとき、舌が下の前歯についている。
詳しくはこちらをお読みください。 - 発音することに一生懸命になりすぎて息が出せていない
- ダブルタンギングの発音(k)の音色が(t)の音色と差がある。
ダブルタンギング、トリプルタンギングの練習法
タンギングをしているときの舌の動きを観察してみよう
残念ながら舌の動きは見ることができないです。
頼りになるのは自分の舌がの口の中で「どこに触れているのか」、「どんな動きをしているのか」です。
【観察ポイント】
・音を出す瞬間どこに舌が触れているか
・音を出したあと舌はどんな動きをしたのか
・舌のどこに動いて欲しいのか
いろんな発音でタンギングをしてみよう
【パターン一覧】
- トゥク トゥク
- ドゥグ ドゥグ
- チュキュ チュキュ
- デュギュ デュギュ
- テケ テケ
- ティキ ティキ
- ドゴ ドゴ
- ル(シングルタンギング)
現時点で思い浮かぶのはこれぐらいです。
なんでこんなにあるのかと言うと、低音域、中音域、高音域に合った発音、自分が出したい音のニュアンスを出すためです。
僕も明確な使い分けを現在練習中です。
k の音色の底上げをする
ダブルタンギング、トリプルタンギングが苦手な人の多くが(k)の音色が(t)の音より鳴らせていないです。
(t)の発音が100%で鳴っていて、(k)が60%だとしたら発音ができていたとしても凸凹になります。
なのでまずは徹底的に(k)の発音を練習します。
各音域の1つずつ取り出したり、スケールなどでやるといいと思います。
このとき「クッ」、「クッ」と短く音を切らずに、「クー」「クー」と少し長めに音を出しましょう。
ダブルタンギングを実践してみる
(k)の発音が慣れてきたら(t k t k)の練習をしましょう。
いきなり早くやるのは大変なので、「トゥー クー トゥー クー」とゆっくりめでやります。
このときタンギングの発音(舌の仕事)と息の割合を考えながら吹くことをおすすめします。
例えば 舌70%:息30%とか。 息の割合を増やしてみたり。
遊び感覚でやってみると色々発見があるかもしれません。
【観察ポイント】
- トゥ と クのときに舌どこにいるのか
- 舌が奥に行きすぎていないか
- 舌がどこに当たっているか
- 舌のどこを動かしたいのか
- 舌に力が入りすぎていないか
- 息がしっかりと流れているか
いろんな発音パターンで練習する
ここからはより実践的な内容になります。
【発音パターン】
- t k t k
- k t k t
- t k t t k t
- t k t k t k
- k t k k t k
- k t k t k t
- t t k t t k
- k k t k k t
※他に思いついたら追記していきます。
いろんな種類の発音でやっていくといいでしょう。
まずは1つずつ順番にできるようにしていきましょう。
まとめ
- 舌の位置を知ること、動きを観察すること
- いろんな発音の種類を知ること
- kの音色の底上げをすること
- パターン練習をすること
- 舌の仕事と息の仕事の割合を考えること
いかがだったでしょうか。
こうやって書き出してみるといろんな可能性をタンギングは秘めているなと感じました。
タンギングの種類を増やせると、音のニュアンス、音色のコントロールができるようになっていきます。
僕も今よりも意識的にタンギングの種類を選べるように努力するので一緒に頑張りましょう。
ではまた
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