こんにちは!フルート奏者、アレクサンダーテクニーク教師の岡本元輝です。
こんな方におすすめ
- 緊張して思うように演奏できない
- 本番前にものすごく不安になる
- 緊張することに悩んでいる
こんなお悩みをお持ちのあなたに向けて記事を書きました。
この記事に書いてあることを実践することで、自分自身の緊張について理解を深めることができます。
僕もあなたと同じように「緊張すること」に悩んでいました。
ですが、自分自身の緊張を知ることで、いままでよりもうまく緊張と付き合えるようになりました。
今日は実践したものを1つご紹介します。
ぜひ最後まで読んで、実践してみてくださいね。
緊張するキッカケを知ろう
音楽に限らず、パフォーマンスをする人にとって「舞台に立ち演奏・演技をする」ことはとても大切な時間だと思います。
ほとんどの方が、「緊張して思うようにパフォーマンスができなかった、、、」という経験があるのではないでしょうか。
「あなたが緊張した、、、」と思ったときどんなことが起こりましたか??
何かがキッカケで緊張状態になってしまったんだと思います。
舞台上で自分らしくパフォーマンスをするために自分の「緊張するキッカケ」が何かを知ることが助けになります。
自分の緊張するキッカケが何かを知っておくことで、本番当日の過ごし方、本番中の対応力が変わってきます。
2つの軸でキッカケを考える
何がキッカケで緊張がはじまるかは人それぞれ違います。
自分の行動がキッカケで緊張することもあれば、自分以外の出来事がキッカケで緊張する場合もあります。
この記事では「自分軸」と「他人軸」という2つの軸で緊張のキッカケを考えていきます
まずは2つの軸の違いをカンタンに説明しますね。
「自分軸は自分でコントロールできるキッカケ」
「他人軸は自分でコントロールできないキッカケ」
これが違いです。
次にそれぞれの軸がどんなものかをお伝えします。
自分軸
自分軸は4つあると考えています。(他にもあったら教えてくださいね)
- 当日の体の調子
- 当日の演奏の調子
- 過去の経験からくる不安
- 未来への不安
これだけだとなんのこっちゃ!って感じですよね。
どんなことが自分軸のキッカケかを例にしました。
たとえば
- 体調がいつもより優れない
- いつもより音の鳴りが悪く感じる
- 「あのときみたいになったらどうしよう、、、」
- 「あそこのフレーズ不安だな、、、」
- 「お客さんに下手って思われないかな、、、」
自分の体の動き、考え方が主なキッカケになっています。
他人軸
続いて「他人軸」です。
主に3つあると考えています。
- 環境
- 状況
- 周囲の反応
自分軸と同様にどんなことが他人軸のキッカケかを例にしました。
たとえば
- 広いホールで音の聴こえ方が違う
- 共演者の調子があまりよくない
- 「お客さんの反応があまりよくない、、、」
思い当たる節はあるのではないでしょうか。
次は「なぜ緊張するキッカケを知ることが大切なのか」をお話しします。
なぜ緊張するキッカケを知ることが大切なのか
自分の緊張するキッカケを知っていれば対策を考えることができます。
自分に合った対策をいくつか用意しておくだけでも、なんか安心しませんか??
対策を用意するためにも、「自分の緊張するキッカケ」を知ることがとっても大切なんです。
僕は緊張するキッカケを知るということは、「自分自身を知る」ということだと思っています。
- 「自分はこんなことがキッカケで緊張しはじめるんだ」
- 「こういう雰囲気は飲まれやすいらしい」
- 「こういう考え方をすると緊張がはじまるんだな」
という客観的に分析することで、対策が立てやすくなります。
現時点で把握しているキッカケもあれば、これから見つかるキッカケがあるかもしれません。
緊張してうまくいかなかったとしても、、、
「また緊張しちゃってうまく演奏できなかった、、、」で終わらずに、自分が緊張するキッカケはあったのか、なかったのか。
緊張しはじめてからは、自分なりに対処ができたのか、できなかったのか。
本番の経験を次に活かすために、客観的に分析することをオススメします。
緊張するキッカケを知るワーク
紙とペンを用意しましょう。携帯のメモ機能でもOKです。
緊張したなと思う本番の1日をいくつか振り返ります。正解はありません。
各質問に対して思い当たることを書き出してみましょう。
あなたの緊張がはじまったキッカケになった「演奏や体調の変化」はなんですか?
たとえば
- いつもより体が重い、動きにくいと感じたとき
- いつもと違う吹き心地を感じたとき
- いつも間違えないところで間違えたとき
- リハーサル室で思うようなウォーミングアップができなかったとき
あなたの緊張がはじまったキッカケになった「言葉」や「考え方」はなんですか?
ポイント
- 失敗したらどうしよう
- ソロを間違えたらどうしよう
- 高い音、低い音が外れたらどうしよう
- 音程が合わなかったらどうしよう
- お客さんや審査員に下手って思われたらどうしよう
あなたにとって思い出すだけで緊張しそうな経験はなんですか??
たとえば
- コンクールで暗譜が飛んでしまった
- 吹奏楽、オーケストラのソロで間違えてしまった
- 苦手な人と一緒に演奏しなければいけないとき
あなたの緊張がはじまったキッカケになった・周囲の反応・環境・状況はなんですか?
ポイント
- 本番当日の交通機関の乱れ
- 舞台袖で出番の前の人の演奏を聴いているとき
- リハーサルとは違った演奏をする共演者(よくありますし、自分もしてしまうのでお互い様ですね笑)
- お客さんや審査員の反応、目線が気になってしまったとき
まとめ
- 緊張するキッカケを知ることは「自分自身」を知ること
- 緊張するキッカケは2つの軸で考えることができる
- 自分軸の緊張するキッカケはコントロールできる
- 他人軸の緊張するキッカケはコントロールできない
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