こんにちは!
横浜市神奈川区でフルート教室をしている岡本元輝です!
先日、高校からの友人でピアニストの鈴木萌子さんのリサイタルに出演させていただきました。
そのときに感じたことや気づいたことをお話ししたいなぁと思います。
音楽はスポーツなのかもしれないと思った話
これまでの経験と傾向から、僕は演奏の波に乗れるのがかなり遅めなスロースターター。
今回演奏したのはブラームス晩年の名曲、クラリネットソナタ作品120-2変ホ長調。
出番はこの作品だけ。
この大曲をプログラムの最後に演奏する。
僕にとってはかなりの挑戦!!
ピアノの萌子さんは、直前まで演奏してるから、すでに体はあったまっていて、アドレナリンも出ている状態。
そんなところに僕が入るわけです。
いつもコンサートのど頭は緊張で震えたり、思うような演奏ができないことがほとんど。
ブラームスの1楽章はものすごーーく美しいメロディからはじまるので、音が震えてガタガタしたら最悪。
大切な萌子のリサイタルのメインプログラムに泥を塗りたくない。
さぁてどうしたもんかと思うわけですよ。
あえて体を動かしまくる
今年の4月に、とある本番でかなり苦しい経験をしました。
そのときの学びを活かすときがきました!!
なにをしたのかというと。
自分の出番が来るまで舞台袖でずーーっと体を動かしまくる!
というのをやっていました。
スクワットやストレッチ、歩き回ったり。軽くジャンプしてみたり。
落ち着かせようとはまったくせずに、あえて常に体を動かし続けていました。
はたから見たらただの落ち着きのない人に見えると思います笑
本番直前まで体を動かし続けたおかげか、心拍数もいい感じにあがり、じわっと汗もかいてました。
スポーツ選手も出番の直前まで体を動かしていますよね。
それと演奏も同じだなぁと改めて思ったんです。
肝心の本番は、、、
体を落ち着かせようとしていたときは、舞台にあがってお辞儀をしたあとぐらいから急激に心拍数がどかーーん!!と跳ね上がり、楽器を構えると震えたりしていました。
ですが、今回はそこまでの急激な心拍数の跳ね上がりもなく(もちろん多少のドキドキはあるけど、許容範囲内で済んだ)、演奏できました。
演奏には体の生き生きさとエネルギーが必要
今回のコンサート、これまで上手くいかなかった本番を通して、
脱力のしすぎや落ち着きすぎは、かえって演奏するのに必要な生き生きさとエネルギーをかえって無くしてしまう。
これに改めて気づくことができました。
僕自身の最近の傾向としては、落ち着きすぎによる虚脱と、舞台に上がった瞬間の刺激による急激な心拍の上昇によって起こる体のフリーズが演奏をやりにくくしていました。
この事実に気がつくことができたのも、4月の大失敗があったからこそなのかもしれません。
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